令和3年4月3日(土)
午前11時 御本殿にて「竣功奉納奉告祭」ご斎行、境内にて「テープカット並びに放水式」
令和の境内整備事業として、令和2年4月から令和3年3月までの期間に「御本殿防災設備設置」工事を執り行いました。近年、特に重要文化財において火災や災害等が多く見られることとなり、当宮におきましても大至急施工されるべき課題でありました。当宮御本殿は和銅2年(709)に創建され、現在の御社殿は鎌倉時代末期に足利尊氏公によって修造されたものと伝わり、「三間社流造平入・檜皮葺」で旧国宝・現重要文化財に指定されております。拝殿は「入母屋造妻入・檜皮葺」舞殿形式の建造物で、明治18年(1885)官費にて造営されたものと伝わります。又、令和2年7月17日付で国の文化審議会より御本殿中門及び祝詞舎や拝殿など境内12箇所の建造物において「国登録有形文化財」に認定されました。平成21年より11年の時を経て歴史的建造物の保護保全の為、この度竣功する事と相成りました。
当日は本事業にご奉賛された崇敬者様及び、ご来賓・工事関係者様にご参列頂きました。
御本殿にて竣工奉納奉告祭祭典が行われた後、拝殿前にて清祓がございました。
▲宮司による清祓
▲宮司による清祓
▲宮司・責任役員・ご来賓・工事関係者によるテープカット
テープカットや記念撮影が行われた後、ご本殿・拝殿へ向かって放水式が執り行われました。
▲放水式(ご本殿・拝殿 正面より)
▲放水式(ご本殿 東側より)
なお、ご奉賛頂きました方のうち、規定口数ご奉賛の方は石碑にご芳名を刻印しております。
(石碑は西側・旧表参道にございます)